■クラレチアン宣教会とは?
カトリック緑ヶ丘教会では、クラレチアン宣教会の司祭たちが働いています。
そこでこのクラレチアン宣教会について皆さまにご紹介いたします。
■創立の由来
クラレチアン宣教会(MisionerosClaretianos)は、スペイン・カタルーニャ州バルセロナ県のビック(Vic)で聖アントニオ・マリア・クラレット(Antonio MaríaClaret)が4人の司祭とともに1849年7月16日に創立した修道会です。当初は小さな会でしたが、「神の御言葉・よき知らせをすべての人に伝えたい」という熱意に燃えていました。この想いに突き動かされて、現在では世界64カ国におよそ3000人の会員が宣教の業に励んでいます。
■使命と目的
クラレットが生きた時代は、まさに社会が信仰から離れ始めた時代でした。そのような潮流の中で、人々の心はどんどん冷たさと暗闇へとさまよっていきました。
このような時のしるしを見て、クラレットは多くの人々が神の御言葉に渇いていると確信し、歩きながら宣教を始めました。 しかしクラレットは、自分ひとりでは限界があると実感します。また彼は、当時の司祭たちの教育レベルの低さを痛感し、同時に地位や名誉ばかりを重んじる聖職者たちのことを嘆いていました。そこでクラレットは使徒たちの姿に倣い、祈りのうちに共に生活し、宣教の準備をきちんと行い、そして神の御言葉を人々に伝えていくことができるようにとこの会を創立したのです。
またクラレットは「聖母マリアの汚れなきみ心」にこの会のご保護を願いました。これは聖母の「汚れのなさ」と「愛」を通して、この世にはびこる悪や不正義と闘うという想いの表れでもありました。また聖母が神の御言葉を心にとめていたように、クラレチアン会の宣教者も御言葉を聞き、祈り、世へと伝えていく使命を受けています。こうして会の宣教者たちは、ご自分のすべてを捧げたイエス・キリストに倣い、神の愛の炎ですべての人が照らされるよう働いています。
日本のクラレチアン宣教会は中国・台湾・マカオ・香港とともに東アジア管区に属しています。そして小教区での司牧、クラレット学院の運営(枚方と今市の2つの幼稚園)、外国人移住者のケアー、奉献生活者への指導、御言葉の奉仕などが主な使徒職となっています。
初来日は1951年で、当初は主に大阪府内で活動をしていました。後に名古屋にも活動が広まっていき、1978年には東京にも神学生養成と青年司牧の共同体が建てられました。現在今市(大阪市/管区本部)・枚方(大阪府)・緑ヶ丘(名古屋市)・方南町(東京都)の4つの共同体を拠点として、会員がそれぞれ自分に委ねられた使徒職を通して宣教に励んでいます。
クラレチアン宣教会司祭 増田健, cmf.
クラレチアン宣教会ローマ本部 http://www.claret.org/en
クラレチアン宣教会 東アジア管区 http://www.eastasiacmf.com/
クラレチアン霊性センター http://www.cescvic.org/?lang=en
カトリック枚方教会 http://www.catholic-hirakata.jp/
あけのほし幼稚園(大阪・今市)http://www.akenohoshikg.jp/
うみのほし幼稚園(枚方) http://www.uminohoshikg.jp/